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環境理念

当社は四季折々に美しい風土・自然環境を次世代に継承するため、
すべての事業活動を通じて環境保全に取り組みます。

環境行動指針

1.環境に関する法規制、および当社が同意するその他の要求事項を順守します。
2.環境目的及び環境目標を設定し、定期的に見直すことで、統合マネジメントシステムを
  継続的に改善します。
3.事業活動が環境に与える影響を考慮し、特に次の項目について優先的に活動を
  展開します。
 a)エネルギー消費量の削減と省資源化を推進します。
 b)廃棄物の分別収集を徹底し、リサイクルを推進し、廃棄物の削減に努めます。
 c)環境影響に配慮した製品の設計を行います。
 d)化学物質の使用を管理し、環境負荷の低減及び環境汚染の予防に努めます。
4.この方針は、当社で働く者及び当社のために働く者すべてに周知するとともに、
  社外に公開します。



はじめに

 弊社は2008年8月に品質、及び環境を統合したISOマネジメントシステム認証を取得いたしました。 今年は認証取得後3年が経過し、初めての認証更新を迎えました。 ゴールデンウィーク明け5月10,11日の両日で、認証更新審査を受審いたしました。
 6月1日に、弊社の審査認証機関より『認証更新決定通知書』を受領し、無事認証継続となりました。

3年間の活動の推移と成果をまとめてみますと、
 @業務の標準化
 A経営計画に基づく、部門目標設定による業務目標の明確化
 B方針管理活動による目標達成の実現
 C教育訓練の機会増加と社員スキルの向上
 D環境活動として省エネルギー活動の実践
 E法令順守状態の継続
 F地域環境美化活動の実践

 上記の様に、ISOマネジメント認証取得前には不十分であった業務が、一定のレベルで実施・実践できる状態に至りました。 当初の目論見の通り良化できたことが、ISO認証取得の最大のメリットであると実感いたします。
  今後はより業務の効率化・迅速化、変化への対応力の向上などにより、お客様へより高い次元のご満足を提供させて頂くこと、ステークホルダーの皆様への貢献、又、より強固な経営基盤の構築を目指す所存です。


 今年、3月に東日本大震災が発生いたしました。
 今更ながら自然の脅威に愕然といたしました。
 改めて、この災害による犠牲者の皆様のご冥福を、心よりお祈りさせて頂きます。
 それと共に、いまだ行方不明となられている方々の早期の発見を切望いたします。
 又、被災された多くの皆様の1日も早い、生活回復の実現と被災地の復興を
 お祈りいたします。

 弊社も中越地震において多大な被害を受け、当時被災当事者としての苦労はございましたが、幸い人的被害はなく、数社の顧客企業様による直接的な復旧ご支援もいただくことができ、早期に事業の再開が可能となりました。
 しかし、今回の東日本大震災は桁違いに規模が大きく、被災地の被害はあまりにも甚大で呆然とするばかりであり、被災された多くの皆様の困難な状況はいかばかりかと心が痛みます。

 東北地方の被害状況があまりに悲惨であることから、ニュースにも取り上げられませんが、東京都、千葉県、埼玉県、栃木県、茨城県などに於いても、液状化、建築物の倒壊・損傷、インフラの停止などの被害に留まらず、お亡くなりになられた方や、怪我をされた方が多かったことも今回の震災規模の大きさを現しています。

 弊社も3月に義援金を提供させて頂くなど、可能な支援活動を継続させて頂いております。日本中が一致協力し、1日も早い復興と被災された皆様の生活の安定を願うばかりです。

 加えて、震災で発生した津波による福島原子力発電所の破壊による、電力供給不足と放射能流出事故が発生しました。隣接県ということもあり、ここ新潟で避難生活を送られている福島原発周辺地域在住の方々も多数おられます。
 又、原発事故を契機とした電力の需給問題により、計画停電の実施がここ新潟県においても、夏に向けて現実味をおびてきました。電力会社からは15%の使用電力削減を求められる事態となっております。
 例年、ISO環境マネジメントシステムの規格要求事項を経営計画へ反映し、全社的な省エネ、省資源活動を継続しておりますが、今年度はその真価が問われる1年になるものと認識しております。



環境目標の達成度


全社で使用する単位電力使用量の削減

 2010年度は、全社の目標値が売上げ単位電力使用量(弊社の場合売上げ1万円あたりの電力使用量)を10%削減することでした。
 昨年の環境報告書2009で報告させて頂きました通り、リーマンショック後の不況の影響による受注の大幅減少により、2009年度は前年との比較自体が意味を持たない状況となりました。
 2010年度は逆に受注が急拡大し、売上げは過去最高額となりました。従いまして、今回も縮小後の急拡大となり、前年度との比較はあまり意味を持たないかもしれません。従いまして、2010年度の様々な削減実績は、前年2009年度のみならず、2008年度との比較もお知らせいたします。
 2008年度の12.53[kWh/万円](年間使用電力量:1,553,892kWh)から、2009年度14.47[kWh/万円](年間使用電力量994,065kWh)へ推移しましたが、2010年度は10.23[kWh/万円] (年間使用電力量:1,766,074kWh)へと削減でき、前年度売上げ単位使用電力量の削減比は29.3%となり、目標の10%を大きく超えました。 尚、これは2008年度との比較に於いても15.5%の削減となり、目標は達成できたと考えます。
 活動としては、電力デマンド監視装置の設置によるピーク使用電力の監視、又、昼休み時間帯における事務所棟などの照明器具の完全消灯、その他可能な削減施策を継続的・計画的に実施いたしました。
 冒頭にも記述の通り、現在、震災被害の影響から電力会社より、ピーク電力、並びに使用電力量削減を要請されており、一層の省電力への取り組みが求められております。6月には(財)省エネルギーセンターによる省エネ診断を受診し、具体的な省エネ施策のアドバイスを頂くことも予定いたしております。
 又、事務所棟屋根に太陽光発電ソーラーセルの設置、一部照明器具のLED化、夏季の壁面緑化(昨年度より開始)、工場屋根への遮熱塗料の塗装、事務所及び現場の冷房温度設定値の変更(事務棟、工場事務所、食堂など:28℃、現場:24℃)など具体的な施策も実施いたします。

 

2008年度

2009年度 

2010年度 

売上単位電力使用量

12.53[kWh/万円] 

14.47[kWh/万円]

10.23[kWh/万円]

年間使用電力量

1,553,892kWh

994,065kWh

1,766,074kWh


会社で排出するクーラント廃液の削減

 目標値の売上げ単位量を10%削減に対して、2009年度は2008年度0.34[L/万円](年間総量:42,000L)から0.37[L/万円](年間総量:25,200L)へ8.28%悪化し目標達成できませんでしたが、2010年度は0.16[L/万円] (年間総量:27,600L)となり、2009年度比で56.4%、2008年度比でも52.9%の大幅削減となり目標を達成しました。目標を大きく上回る好結果が得られましたが、これは腐食劣化し難いクーラント液への切り替え、クーラント濾過装置の導入、クーラントタンク内の油分回収装置の有効利用、又、自社廃水処理装置で浄化可能な量(全体量の約14%)の処理など様々な実施施策の成果が得られた結果です。

 

2008年度

2009年度 

2010年度 

売上単位量

0.34[L/万円]

0.37[L/万円]

0.16[L/万円]

年間総量

42,000L

25,200L

27,600L



会社で使用する油類の削減

 これも売上げ単位量10%削減が目標値でした。 2009年度は2008年度0.04[L/万円](年間総量:4,920L)から0.034[L/万円](年間総量:2,328L)へ削減できました。2010年度も0.026[L/万円](年間総量:4,416L)となり2009年度比で24.5%、2008年度比でも35%の大幅削減となり目標を達成しました。 前年度に引き続き、これも、トータルでの使用油量削減施策が効果を上げたものと考えます。

 

2008年度

2009年度 

2010年度 

売上単位量

0.04[L/万円]

0.034[L/万円]

0.026[L/万円]

年間総量

4,920L

2,328L

4,416L



廃プラスチックの削減

 これも、他廃棄物同様に売上げ単位量10%削減が目標値であり、2010年度は0.02[kg/万円](年間総量:3,480kg)となり、2009年度0.058[kg/万円](年間総量:3,996kg)から65.3%の大幅削減により目標達成しました。 2008年度0.075[kg/万円](年間総量:9,276kg)との比較においても73.3%の大幅削減となりました。これも目標を大きく上回る達成度が得られました。
 これは、昨年度から継続したプラスチック製パレットの新規導入取りやめと、お客様、あるいは協力会社様(熱処理・表面処理など)との製品運搬に通い箱利用を大幅拡大した成果と考えます。

 

2008年度

2009年度 

2010年度 

売上単位量

0.075[kg/万円]

0.058[kg/万円]

0.02[kg/万円]

年間総量

9,276kg

3,996kg

3,480kg



汚泥管理について

 廃水処理装置からの残渣、及び研削切り粉などが汚泥に該当します。 これも、他廃棄物同様に売上げ単位量10%削減が目標値であり、2009年度0.032[kg/万円] (年間総量:2,208kg)から2010年度0.026[kg/万円](年間総量:4,524kg)へと18.4%削減でき目標達成できました。 ここも2008年度0.063[kg/万円](年間総量:7,776kg) 比較の削減率は58.7%となりました。 仕事量の大幅拡大にも関わらず大幅に削減できたことは、様々な施策により使用クーラント量が削減できたこと、研削前加工における研削代の削減など効率的な加工が実践できたことなどが要因と考えます。

 

2008年度

2009年度 

2010年度 

売上単位量

0.063[kg/万円]

0.032[kg/万円]

0.026[kg/万円]

年間総量

7,776kg

2,208kg

4,524kg




社会貢献活動について

 地域への奉仕活動としては近隣公園の雑草取りを実施致しました。 又、昨年度分と併せて2本の桜苗木を、同じ公園に植樹致しました。

<除草作業の様子>

    

<植樹した2本の桜>

  



この環境管理活動をごらんになった皆様へ

 弊社における環境管理活動の成果は、弊社のみで評価するものではないと認識しております。目標を設定し、実施計画を立案し、その計画に基づいて活動を実施し、到達した状態あるいは成果を評価することは企業活動として重要です。
 しかしながら、弊社の環境管理活動による成果を正しく評価していただけるのは、お客様や、その他ステークホルダーの皆様です。 事業経営、組織経営の質を向上することにとどまることなく、経営の1側面としての環境管理活動へも継続してエネルギーを注いでまいります。 ご指摘、ご意見、あるいはご要望などがございましたら、ご遠慮なく弊社社員までお申し出いただきますようお願いいたします。





      2011年6月15日 エヌ・エス・エス株式会社 
              代表取締役 中町 剛



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